2021年の東京都議会選挙で立候補した自民党の堀こうどう元都議会議員の政治資金パーティに関連して、政治資金規正法違反(公務員の地位利用)罪で二人の豊島区議と豊島区職員二人が検察に略式起訴された。
起訴された自民党幹事長松下創一郎議員と副幹事長竹下ひろみ議員は、直ちに議員辞職し、その後東京簡易裁判所から罰金20万円、公民権停止1年の略式命令を受けた。
豊島区職員は総務部長と文化商工部長で、罰金10万円と選挙権及び被選挙権を有しない期間1年の処分を受けた。
この件について、区政の責任者として、豊島区長は 給与3割の減額を3か月 、2名の副区長 は給与 1割の減額を3か月 の処分を決めている。ただ略式起訴された職員の区役所での処分は、これから「懲戒分限審査委員会」において厳正に対処するという。
新聞報道によると、パーティーの案内状(会費5,000円)が入った封書は2人の区議から19人の部長に渡されていて、その数はおよそ100通だった。
▲4月16日追記 <4月15日 豊島区は職員の処分を発表した。総務部長と文化商工部長は「減給10分の1を3か月」処分。なお、書類送致されたが不起訴処分となった政策経営部長、区民部長、環境清掃部長、保健福祉部長、子ども家庭部長、都市整備部長の6職員は「訓告」処分>。
■豊島区議会 https://www.city.toshima.lg.jp/kuse/gikai/index.html
■豊島区 https://www.city.toshima.lg.jp/013/kuse/koho/hodo/r0404/2204011746.html
■豊島区記者会見 https://www.city.toshima.lg.jp/013/kuse/koho/kaiken/2201171554.html
■豊島区職員の処分 https://www.city.toshima.lg.jp/013/kuse/koho/2204151617.html
■東京新聞電子版 https://www.tokyo-np.co.jp/article/167808