『熊谷守一美術館37年周年展』

豊島区千早の『熊谷守一美術館』が「37周年展」を4月12日から7月3日に開催している。展示作品は守一の故郷・岐阜県中津川付知町の「熊谷守一つけち記念館」からの「しゃくなげ」、「蝶」、「鯉魚群遊図」など油彩19点、クレパス1点の20点と所蔵・寄託作品を展示。
この美術館は、37年前に熊谷守一さんの娘の榧(かや)さんが、守一さんが1932(昭和7)年から亡くなる1977年(昭和52年)までの45年間住んでいた家(アトリエ)と庭の跡地に1985年に美術館を建設(2007年を豊島区立熊谷守一美術館に)した。その5月28日の開館記念日にちなんで毎年この時期に特別記念展を開催している。
晩年の守一さんは千早の自宅からほとんど外出せず身近なものを描いていた。熊谷さんの千早での生活を描い映画「モリのいる場所」が2018年6月に山崎努さん。樹木希林さんの主演で公開されている。
なお、美術館を設立した館長熊谷榧さんは、2022年2月に逝去し、相談役の小泉淳一さんが館長代理に就任した。
美術館入場料 一般:700円/高・大学生:300円/小・中学生:100円
■熊谷守一美術館 http://kumagai-morikazu.jp/
■もリのいる場所 http://mori-movie.com/
■熊谷守一つけち記念館 http://www.morikazu-museum-tsukechi.jp/