「都電の走るまち」豊島区郷土資料館 収蔵展示

豊島区郷土資料館で、「豊島区を走る都電」荒川線(東京さくらトラム)について歴史資料の展示会が10月2日(金曜日)から2021年1月10日(日曜日)まで開催している。展示は、昭和から平成にかけて都電の姿を撮り続けている写真家松井一彦さんの写真や郷土資料館の収蔵の都電路線図や記念切符などの資料を展示している。
会場は3部構成で都電の歴史を写真や資料で展示している。1「王電・市電の時代」、1911(明治44)年「王子電気軌道」が大塚ー飛鳥山を開通させ、1932(昭和7)年に早稲田停留所まで開通。1942年東京市に譲渡され市電となる。
 2「都電の走るまち」、1945年以降には豊島区内には16系統(大塚駅前と錦糸町駅前)、17系統(池袋駅前ー数寄屋橋)、18系統(志村坂上-神田橋)、19系統(王子駅前ー通3丁目(日本橋近く))、32系統(荒川車庫前ー早稲田)が走っていた。1963(昭和38)年から1972(昭和47)年までに荒川線を除くすべての路線が廃止。
3「そして荒川線」、1972年に路線の大部分が専用軌道だったため存続した27系統と32系統を1974(昭和47)年に一本化(三ノ輪橋-早稲田)し、名称を荒川線とした。荒川線は12.2㎞で停留所30か所5種類33両で運行されている。現在の名称は2017年から「東京さくらトラム」愛称がつけられた。
資料館の休館、月曜、第3日曜、祝日、11月24日、12月28日~1月4日
■豊島区を走る都電 http://www.city.toshima.lg.jp/129/bunka/bunka/shiryokan/2020toden.html
■都電荒川線(東京さくらトラム)https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/toden/

■荒川線概要  https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/about/service/toden.html