【駅袋(エキブクロ)の脱却を図る】

豊島区役所が、2021(令和3)年度に重点的に取り組む4つの「重点テーマ」を、4月5日に開催した区役所の幹部で構成する「未来戦略創出会議」で了承された。それぞれのテーマを実際の区役所の仕事を裏付ける予算は3月の「豊島区議会」で承認されている。この「令和3年度の重点テーマ」は、区民や区職員への明確な目標を提示することにあるのだろう。
テーマの「新型コロナ対策」と「デジタル化推進」とはワクチン接種など緊急なテーマで、「SDGs推進」、「池袋の都市再生」は長期的な課題としての取り組み。
「SDGs」については最近さまざまところで見聞きする、ユネスコに定義によると <貧困、紛争、気候変動、感染症。人類は、これまでになかったような数多くの課題に直面しています。このままでは、人類が安定してこの世界で暮らし続けることができなくなると心配されています。そんな危機感から、世界中のさまざまな立場の人々が話し合い、課題を整理し、解決方法を考え、2030年までに達成すべき具体的な目標を立てました。それが「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)」>。豊島区は2020年7月17日に、内閣府より、SDGsへの優れた取組を行う自治体として「SDGs未来都市」と「自治体SDGsモデル事業」に選定された。
「池袋の都市再生」については、新型コロナ対策などで大変な時期に、ハード的な都市再生【駅袋(エキブクロ)の脱却を図る】を進めることには批判的な意見に対して、豊島区は消滅可能都市と言われながら危機をチャンスに変えているので、池袋の再生についても<SDGs未来都市に選出された豊島区だからこそ>と意気込んでいる。
■豊島区 未来戦略創出会議 http://www.city.toshima.lg.jp/000/kuse/shingi/kaigiichiran/documents/mirisenryaku/2104281120.html
■SDGs未来都市豊島区 https://www.city.toshima.lg.jp/toshimanow/sdgs/index.html
■日本ユニセス SDGs https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/about/