旧江戸川乱歩邸 (立教大学大衆文化研究センター)

池袋に縁ある作家「江戸川乱歩」の名前の文学賞『江戸川乱歩賞』、その第64回の受賞作が6月上旬に決まった。受賞作は斎藤詠月(さいとう・えいげつ)さん(44)の「到達不能極」。賞は正賞として江戸川乱歩像、副賞として1000万円が贈られる。また受賞作品は講談社より出版される。
乱歩賞は、1954年に江戸川乱歩の寄付を基金として、探偵小説を奨励するために長編小説を公募して選んでいる文学賞で、日本推理作家協会(旧:日本探偵作家クラブ)が制定した。今年の選考委員には、池井戸潤さん、今野敏さん、辻村深月さん、貫井徳郎さん、湊かなえさんと有力作家が名前を連ねている。
これまでの受賞作は単行本として絶版になっているものもあるので講談社文庫「江戸川乱歩賞全集」として第18巻まで刊行されている。
賞名となっている江戸川乱歩が住んでいた「旧江戸川乱歩邸」は立教大学の大衆文化研究センターとして保存・活用されていて、水・金曜(祝祭日を除く)に一般公開されている。
■江戸川乱歩賞 http://shousetsu-gendai.kodansha.co.jp/special/edogawa.html
■日本推理作家協会 http://www.mystery.or.jp/
■旧江戸川乱歩邸 http://www.rikkyo.ac.jp/research/institute/rampo/
■江戸川乱歩賞全集 http://bookclub.kodansha.co.jp/