10月からの東京の最低賃金が1113円から50円引上げ1163円に決まった。東京では10年前の2014年は888円、2019年1013円にそして昨年2023年1113円となった。
今年の「中央最低賃金審議会」の答申では、昨年までは各都道府県をA・B・Cランク別引上げ額の目安を設けていたが、今年は一律で50円の引上げを目安とした。
この目安をもとに、関東の都県の各「地方最低賃金審議会」が答申する。8月5日には東京・神奈川・埼玉・千葉がそれぞれ50円の引上げを答申した。[参考2023年度の最低賃金額図(2023年8月21日号朝日新聞)]
東京は1163円、神奈川は1162円、埼玉1078円、千葉1076円。茨木と群馬は未定だが、引き上げの目安からすると茨城は1003円、群馬は1000円代に及ばず985円になるだろう。群馬で働く人と東京の通勤している人の時給の差は178円、8時間働いて1424円となる。
2023年に全国で最下位の893円だった岩手地方では、目安の50円引上げがあったとしても943円。
最低賃金法では、最低賃金より低い額で働かせると50万円以下の罰金が課せられることがある。
■中央最低賃金審議会 7月25日 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41785.html
■東京地方最低賃金審議会 https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/news_topics/houdou/20230710chinginka_00002.html
■最低賃金法の違反の罰則 大阪労働局 https://jsite.mhlw.go.jp/osaka-roudoukyoku/jirei_toukei/saitei_chingin/saitei/bassoku.html
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