豊島区郷土資料館

10月1日に豊島区立郷土資料館がリニューアルオープンした。場所は以前の場所で名称が「としま産業振興プラザ(ike・biz)」に変わったビルの7階。展示スペースは面積も常設展と企画展の2区画で改装前と変わっていない。以前は常設展示は江戸期の駒込や染井の植木屋や昭和のモンパルナス、池袋のヤミ市などが展示のポイントだった。
新しい展示は「豊島台・本郷台に生きる~ひと・景観・暮らし~」をテーマにしてこの地に人類が現れた約3万年前から現代にいたる豊島区域の歴史を、「大地の誕生」コーナーで旧平和小の地層剥ぎ取り標本の展示など、「原風景以前」では豊島区内の発掘調査で見つかった旧石器、弥生土器など、そして「原風景の形成と変容」では江戸期の池袋村、駒込村などの絵図、染井の植木屋などについて、「近代都市への道」では農地や宅地の土地利用の変遷、長崎アトリエ村など関連、「語り継ぐ・戦争」では豊島に空襲があった日、池袋ヤミ市など、最後は「暮らす・祈り」で近郊農村としての豊島、農具の工夫とからだの動きなどが展示している。
以前の展示場の真ん中にあった「モンパルナス」「池袋ヤミ市」のジオラマは補修されて引き続き展示されている。
企画展示室では「学びと暮らし」をテーマに小学校の郷土学習に対応した昔の暮らしを体験できる和室を再現展示、江戸時代の寺子屋関連資料などが展示されている。開館時間午前9時から午後4時30分、月曜休館 入場無料
■豊島区郷土資料館 http://www.city.toshima.lg.jp/bunka/bunka/shiryokan/
■IKE・Biz  http://www.toshima-plaza.jp/