「楽器寄附ふるさと納税」

豊島区の2020(令和2)年度予算(案)重点事業に教育関係がいくつかある。その一つが区立小学校の1年生から3年生の全児童に「ICタグ」を貸与する事業。児童が校門を通過すると、登録した保護者アドレスにメッセージが即時送信されるシステムを2020年度に開始する。このシステムはすでに豊島区の「子どもスキップ学童クラブ」の児童に導入しているもので、これを2020年度から対象学年の全児童に拡大する。
そのほかの学校関係の予算として、現在の学校での大きな課題である「不登校・いじめ・虐待・子どもの貧困」などへの対応を進めるためSSW(スクール・ソーシャル・ワーカー)の2名増員して6名体制にして対応を強化する予算。
そして中学校などのクラブ活動を支援するために「楽器寄附ふるさと納税」を進めるという。これは「ふるさと納税」制度の寄附を活用して、学校に「不要楽器」に寄付することで「査定価格が税金控除される仕組み」を始める。
この予算案は2月12日から3月24日の予定で開催される豊島区議会2020年度第1回定例会で審議される。
■豊島区2020予算 https://www.city.toshima.lg.jp/013/kuse/koho/kaiken/2002041345.html
■豊島区議会 http://www.city.toshima.lg.jp/kuse/gikai/index.html