豊島区民の「ふるさと納税」で、2017(平成29)年度に豊島区役所の収入はおよそ7億円減収になるという。この数字は2月8日に豊島区長記者会見で発表された2017年度の予算発表の資料で公表された資料によると、2016年度はおよそ4億円だった寄付金控除額の減収が約7億円に拡大すると予想している。
発表によると、豊島区の2017年度の一般会計予算は1,167億1百万円、国民健康保険、介護保険、後期高齢者保険などを含めると 1,815億9百万円となっている。収入では特別区民税は274億83百万円、消費税の一部である地方消費税交付金は73億46百万円、特別区財政調整交付金(法人事業税と固定資産税は東京都と23区で分配)は、豊島区には前年度に比べ6億円源の291億円が配られる。
ふるさと納税での減収は、一般会計の0.5%ほどだが7億は大きな金額、区役所は<本来区が提供する住民サービスに充てることができた財源であり、これ以上の拡大は看過できません。>と予算説明書で記述している。
豊島区役所も「ふるさと納税」の受付をしている。全国1,788自治体全ての自治体のふるさと納税について紹介している「ふるさとチョイス」というサイトによると豊島区役所は最高が2012年に106万1千円、少ない時は2014年の4万2千円の寄付であった。
■豊島区長記者会見 http://www.city.toshima.lg.jp/013/kuse/koho/kaiken/1702071211.html
■ふるさとチョイス https://www.furusato-tax.jp/japan/area/3#tokyo