国会で「公文書」の取り扱いをめぐってさまざまな議論が行われていた。そんな状況のもと豊島区役所は2018(平成30)年4月から学識経験者などによる「豊島区公文書管理のあり方検討委員会」を設置して8か月間にわたって6回の検討を行っていた。委員は東洋大の早川和弘さん、学習院大の下重直樹さん、青井未帆さん、区民、区職員など6名。審議の結果を12月に豊島区長に答申を行った。
豊島区はその答申のもと12月に「(仮称)豊島区公文書等の管理に関する条例」(素案)を作成して、12月から1月11日までの期間でパブリックコメント制度で区民から意見を求めている。この条例案は2月からの2019(平成31)年第1回定例会に提出されて、10月条例施行を目指している。
条例の趣旨は<この条例に基づき、公文書を適切に管理していくことで、区民の皆さんの合意のもと、区政の公正性及び透明性を確保し、区が行う様々な活動を現在だけでなく、将来の区民の皆さんに説明する責任を果たすことを目指します>というもの。
パブリックコメント制度による区民による意見表明の期間は1月11日に終了するが、まだ区議会での審議が残されているので、区議への意見を伝えることができる。
■豊島区公文書管理のあり方検討委員会 http://www.city.toshima.lg.jp/030/1803270848.html
■パブリックコメント http://www.city.toshima.lg.jp/030/1810310900.html