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「街」シティという大型本が区立図書館の新刊コーナーに展示されていた。書名は「株式会社サンシャインシティの50年」で一般には販売されていない本で区立図書館に寄贈された本。サンシャインシティは一企業だが、池袋にとっては欠くべからざる街の資源であり資産であり、その歴史は池袋の歴史の大きな部分を占めるものだ。
通史と資料編からなるA4版210頁ほどの大型本。通史は序章として池袋駅東口の戦前・戦後に始まり、財界あげての会社設立経過、オイルショックの直面した建設、三菱地所グープになるなどの経過が記述されている。
資料は、明治の東京拘置所の設置から2016年までサンシャインシティに関係する年表が掲載されている。その中にサンシャインシティの最初のきっかけとなったと思われる動きが掲載されている。それは豊島区議会が1956(昭和31)年に東京拘置所の池袋からの移転を国会に陳情書を提出したことからはじまり、1958(昭和33)年東京拘置所の早期移転が閣議了解されるようになり、そしてようやく1966(昭和41)年に「株式会社サンシャインシティ」の前身新都市開発センターの設立され、東京拘置所を国から買うために代替となる拘置所の建設して国と交換する過程など具体的な動きやその後の展開が分かる。
■株式会社サンシャインシティ http://co.sunshinecity.co.jp/index.html