池袋西武本店のヨドバシカメラの買収計画について、豊島区長や商店街などが異議を唱え、西武百貨店の労働組合のストライキをするなど反響が多かった。
ヨドバシカメラが、西武鉄道から西武池袋本店の土地を買収し、本格的に動きが始り池袋西武本店の「改修計画」を6月10日に公表した。
その改修計画は、百貨店スペースを半減し、あとの半分は「ヨドバシカメラ」のスペースにするもの。そして、デパートスペースは、<ラグジュアリーブランド、コスメ、デパ地下>の3つの核として、質、内容、スペースともに維持し、百貨店としての魅力を落さないという。
改修のスケジュールは、地下1・2階、3階のデパ地下、コスメスペースは2025年1月予定。1・2階、4階~6階 のフレグランス、宝飾、時計、ラグジュアリーは2025年春予定。7・8階のファッション、雑貨、催事場、アートサロンは2025年夏~秋の予定。
半分のスペースを占める「ヨドバシカメラ」も百貨店と連携もさらに強化し、百貨店の魅力を高めるという。
池袋の先住の<ビックカメラ>と<ヤマダ電機>と新人<ヨドバシカメラ>の3大家電販売店が池袋でどのように競うのか。
この計画について、高際豊島区長は7月3日の記者会見で、記者の西武池袋本店についての質問に<改修について6月10日に西武・ヨドバシからの説明があり、改修計画を評価するとともに、催事場では文化のイベント、物産展などを積極的に開催するとの説明があり、多くの人にこれまで以上に喜ばれる取り組みを期待している>と答えた。
■西武池袋本店改装 https://www.sogo-seibu.jp/ikebukuro/topics/page/1749671.html
■改修案 https://www.sogo-seibu.co.jp/pdf/20240610_01.pdf
■高際豊島区長記者会見 https://www.city.toshima.lg.jp/013/kuse/034432/027156/index.html