新羽田飛行ルート

今年の3月末から池袋の上空を通過する旅客航空機をたびたび目撃するようになった。この航空機は3月29日からの羽田空港への新しい飛行ルートで、南風時の15時から19時で、想定されているのは1時間あたり30便で、そのうちの天気が良い時であれば一日90便が豊島区の上空を通過する。
この羽田新ルートについて、羽田に近い品川区は低空飛行で騒音による影響、落下物による事故などで大きく影響を受けている。しかし、品川区の有志区民は「国は新飛行ルートの実施にあったて<地元の理解を得た>としているが、新飛行経路の決定プロセスにおいて、住民の賛否の意思を確認していない。」として、区民に賛否を問う「区民投票」を実施する条例を制定を請求した。
この条例は区民の有志グループが必要数の約三倍に当たる20,760人分の署名を集めて請求した。区民が条例を制定を要請することができる地方自治法第74条の規定で、住民が有権者の50分の1の署名をもって、条例の制定(または改廃)を首長に請求できる制度。
浜野品川区長はこの条例に付記した意見は、条例に反対でその理由は、既に区議会や区長が国に落下物対策や騒音軽減の取り組みなどを求めていることや、投票に約一億五千万円の経費がかかる、「新ルートは国の決定事項」であることなどを付記している。
■品川区民の直接請求 https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kuseizyoho/kuseizyoho-koho/kuseizyoho-koho-sonota/20201119093227.html
■品川区 新飛行ルート住民投票条例 https://gikai.city.shinagawa.tokyo.jp/katsudou/honkaigi-schedule/r02_03r/r02_03r
■国土交通省 https://www.mlit.go.jp/koku/haneda/action/