WHO  パソコンやスマホ、ゲーム機でゲームに夢中になりすぎは、「ゲーム障害」という疾患(病気?)になるという。2019年5月25日の世界保健機関(WHO)の総会で「国際疾病統計と関連する健康問題の統計的分類(ICD-11)」の第11改訂でアルコール、ドラッグなどの中毒性疾患に「ゲーム障害」を加えた。この改定は2022年1月に発効される。
「ゲーム障害(gaming disorder)」とは、ゲームに夢中になりすぎ、ゲームの頻度や長さを自分で制御できなくなり、ゲームを生活での利益や日常活動よりも優先して、問題が起きてもゲームを続けて、個人の生活、家庭、社会、教育、職業など重要な機能の障害を生じること。こうした症状が12カ月以上続けばゲーム障害と診断される可能性が、症状が重い場合は12カ月未満でも診断される。
WHOの「ICD」は、世界の医療機関や保険会社が疾病のガイドラインとして参照する分類だ。ICD-11にゲーム障害を追加することで、障害発生の危険性や関連する予防・治療手段への専門家の関心を高めることができるとしている。
■WHO https://www.who.int/features/qa/gaming-disorder/en/
■日本WHO協会 https://www.japan-who.or.jp/event/2018/AUTO_UPDATE/1806-3.html
■厚生正労働省 依存症対策 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000070789.html