豊島区が東京都市大学と外国籍住民(25~50 歳)に「住環境の満足度など」についてアンケート調査を行い、その結果の速報版を9月27日に公表した。
調査は<豊島区に住んだ理由>、<現居住地の環境(建物・周辺)の現状>、<外国籍住民への行政支援についての満足度> などを訪ねている。
その問いの一つ、<生活とお住まいの満足度>に関連して「日本に住み続けたいと思っている」と80%以上が肯定的に回答している。そして、「近所の日本籍住民とのつきあい」については、肯定的な回答(円満、やや円満)をおよそ50%が回答している。
豊島区役所の外国籍住民への支援について「日本語学習支援」など 10項目について訪ねている。そのうち「区役所の窓口相談」、「行政手続・書類の多言語対応」については認知度が高く、6割以上が肯定的となっている。が他の項目、日本語学習支援、ビザ関連相談、学校・保育での言葉の支援などのついては<とても満足>は10%台で<やや満足>は18%から24%で満足度は低くなっている。
この調査は2020年12月から2021年1月に行い、外国籍11,504 世帯に郵送し、回答はWebを介して890 件の回答を得た。
(注)豊島区には外国籍区民が24,387人が住んでいて、豊島区民283,798人の8.6%(2021年12月1日現在)となっている。豊島区は『豊島区基本計画』で「多文化共生の基本理念」として<国籍や人種の違いを超え、地域社会の構成員として共生していく取組みを推進>している。pdf
■多文化共生 調査 https://www.city.toshima.lg.jp/417/documents/preliminaryresult_tcu.pdf
■豊島区多文化共生推進 https://www.city.toshima.lg.jp/417/1904051503.html