豊島区役所が長野県箕輪町とカーボンオフセット協定(森林の里親協定)を11月に締結した。この協定は豊島区役所が森林環境譲与税を活用して箕輪町の市有林の一部で植樹、下草刈りなどをして、その区域を「としまの森」として、区民の環境教育のフィールドとして活用する。この協定は2019年に埼玉県の秩父市との協定での「としま森」に続くものだ。図は豊島区の取り組み(林野庁資料)
蓑輪町の森は2.9ha(作業道含む)でCO2吸収量(見込)27.4t(3年間)。秩父市の「としまの森」は2019年度実績は、森0.5haでCO2吸収量年5.7トンとなっている。
高野豊島区長は蓑輪町との協定で<カーボン・オフセットを推進することで「SDGs未来都市」として地球環境に貢献していきたい。>と述べている。
活用するという森林環境譲与税は、林野庁によると<森林の有する公益的機能の維持増進が重要なので自治体が実施する森林の整備及びその促進の財源に充てるために創設された。>と解説している。
☆カーボンオフセットとは、(環境省)日常生活や経済活動において避けることができないCO2等の温室効果ガスの排出について、まずできるだけ排出量が減るよう削減努力を行い、どうしても排出される温室効果ガスについて、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資すること等により、排出される温室効果ガスを埋め合わせるという考え方。
■豊島区 https://www.city.toshima.lg.jp/148/2011131553.html
■蓑輪町 https://www.town.minowa.lg.jp/kikaku/toshima_01.html
■秩父「としまの森」 https://www.city.toshima.lg.jp/148/1907111649.html
■林野庁資料 https://www.rinya.maff.go.jp/j/keikaku/kankyouzei/torikumizyoukyou.html
■環境省 https://www.env.go.jp/earth/ondanka/mechanism/carbon_offset.html
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