東京都が、<新たな視点から都政の課題を解決するために、都民からの事業(仕事)の提案>を求め、その提案をいくつか選び提案内容を公表し、それを都民の投票でランク付けをする。その中から都が事業としていくつかを選び予算に反映される。都民提案と同時に都内の大学研究者による事業提案も募集し、この投票も都民提案と同日程で行われる。
対象とする分野は、出産・子育てへの支援、長寿社会の実現、女性が輝く社会づくり、感染症対策、防災対策など幅広い提案に期待する視点としてサステナブル・リカバリー、デジタル技術の活用など。
2021年度は事業提案募集は4月から6月に行い、応募は477件、大学の研家者にる提案は43件あり、8月13日から8月30日までインターネット投票を行う。投票の対象とする事業内容は、投票開始日に公表される。
前回の2019年度の都民提案は242件で、投票件数4213件で都に採択されたのは、<防災備蓄に向けたWebサイトの構築>に4千2百万円、<都営住宅の集会所等を活用した「おとな食堂(仮称)」の展開>に3千2百万円など9件が都の事業として採択された。大学人による提案は61件、投票件数7020票で採択されたのは、<児童相談所情報標準化・人材育成事業>に9千6百万円など6件。
■都民・大学研究者提案 https://www.zaimu.metro.tokyo.lg.jp/zaisei/teian/teian.html