2009年から池袋を中心にして展開していたフェスティバル/トーキョー(F/T)が昨年から東京芸術祭という枠の中での演劇祭だった。その東京芸術祭2018年が大変身するようだ。昨年はいくつかの企画が雑然とならんでいたようだったが。2018年は総合ディレクター宮城聰さんのもとに5部門を結ぶ「プランニングチーム」を組んで動くようだ。
チームメンバーは、宮城さんと直轄事業部門、東京芸術劇場(芸劇オータムセクシヨン)、F/T、としま国際アートカルチャー都市発信プログラム、アジア舞台芸術人材育成部門、グループがメンバー東京芸術祭からの5部門から7人のデレクターで構成されている。
「東京芸術祭2018」をこのチームメンバーが所属するそれぞれのグループが企画制作する舞台をどう舵取りをしていくのか。その取組について座談会の記録がホームページに掲載されている。宮城さんのリーダーシップでどう展開されるか。座談会での話の中で方向性らしきものが示されている。
座談会の記録では『チームでトライすること、それが変化を生み出す』が表題となっている。小見出しは<東京芸術祭を、“分断を縫合する祭”に>、<作る現場から変えていく>、<世界からスルーされかねない東京、という危惧>、<変化したポジション、日本はアジアにどう参加するのか>、<“開かれた芸術祭”を象徴する「野外劇 三文オペラ」>、<“分断”を意識したプログラム作り>、<線は引き直せるか、ぼやかせられるのか>、<若い世代が、地域と東京をつなぐ>、<2020年以降に何が残せるか> の9つで構成されている。座談は宮城聡さん、横山義志さん、長島確さん、河合千佳さん、内藤美奈子さん、根本晴美さん、杉田隼人さん、多田淳之介さんの8名。(引用 ステージナタリーHP) 果たしてどのようなプログラムになるか?内容は5月頃発表になる。
■東京芸術祭「プランニングチーム」 http://tokyo-festival.jp/news/1392/
■チームの座談会(ステージナタリー) https://natalie.mu/stage/pp/tokyofestival