池袋の立教大学が2月8日に「カーボンニュートラル」を宣言した。この宣言は、<温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするという地球規模の課題に大学全体として取り組むため>のもの。
宣言が目指すところは、2019年に立教大学の池袋と新座のキャンパス内で発生している「CO2(約13300t/年)」を2030年までに実質「0t/年」にすること。
その方法は、2030年までに約20%を省エネ、約80%は創エネ・再エネ電力調達などでCO2排出量100%削減する。具体的には既存の、照明の LED化・点灯制御、空調機器の更新・運用方法、建物の「ゼロ・エネルギー・ビル」、立教の森の整備などで行う。
2022年度には池袋と新座で利用する電力は100%再生エネルギにする。さらに2050年に向けては「カーボンマイナス」を目指して取り組む。
また、立教大学は2021年7月に188の大学等が参加する「カーボンニュートラル達成に貢献する大学等コアリション」が設立され。そのコアリションには5つのワーキンググループ(WG)があり、立教はそのうちの「人材育成WG」に参画している。
豊島区では2021(令和3)年2月に豊島区長が「2050 年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロ」にすると表明していて、2022年3月に「ゼロカーボン戦略」の策定を予定している。
■立教大学 https://www.rikkyo.ac.jp/about/activities/carbon-neutral/
■豊島区ゼロカーボンシティ https://www.city.toshima.lg.jp/148/2102171549.html
■大学等コアリション https://uccn2050.jp/organization/about/
■気候ネットワーク https://www.kikonet.org/
■脱炭素ポータル https://ondankataisaku.env.go.jp/carbon_neutral/index.html
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