PFOS(ピーフォス)・PFOA(ピーフォア)が、国や都などの地下水の調査で、都内でも比較的濃度の高い地点があることがわかっている。
PFOS・PFOAは有機フッ素化合物の一種のPFAS(ピーファス)に分類されている化合物。PFASはどの程度健康に影響があるかはまだ明らかではないが、人のコレステロール値の上昇、発がん、免疫系等との関連が報告されている。
国は、水道水について2020年にPFOS・PFOAを水質管理目標設定項目としてPFOS・PFOAの合算値で50ng/L以下とする暫定目標値として新たな基準を検討中。
そうした中、昨年6月に東京・多摩地域の住民の血中濃度を独自に調べていた市民団体が結果を公表し反響が大きかった。血中濃度はPFOSとPFOAの合計値では、27区市町村650人の平均値が国が調べた全国平均の約2・4倍になった。(朝日web2023/6/8)
東京都は、PFOS・PFOAに関する様々な取り組みをしている。その一つとして都内における新たなPFOS排出リスクの低減するため、都内の駐車場事業者などに、PFOS含有泡消火剤を交換するための新消火薬剤の購入費、旧消火薬剤の処理費などを補助制度を始めた。
■東京都 https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/water/groundwater/sonota
■東京都の取組 https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/kankyo/no-82-pfossheet3
■PFOS(ピーフォス)含有泡消火薬剤を交換 https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2024/06/27/19.html
■国分寺市 PFOS及びPFOA https://www.city.kokubunji.tokyo.jp/kurashi/1011090/1011391/1031062.html
■市民団体調査 https://digital.asahi.com/articles/ASR686340R66OXIE069.html
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