井上道義最終コンサート サントリーホール

独特な指揮ぶりの井上道義さんが2024年で引退する。その井上さんの写真展『井上道義 音楽生活写真展 Voyage ~音楽という名の通行手形~』という展示会が東京芸術劇5階の「ギャラリー1」で9月17日から29日に開催される。
展示は<指揮者である前に舞台人である井上の姿を写真を通して紹介する 道なき道に意義を見出し続けた77年に渡る旅の記録>だという。
井上さんは、オーケストラ指揮者として1976年に日本フィル定期演奏会で日本デビュー、1983年から新日本フィル・音楽監督、1990年から京響音楽監督、2007年からオーケストラ・アンサンブル金沢「OEK」音楽監督、2014年から 大阪フィル首席指揮者など各地の楽団のポストを歴任した。国外ではシカゴ響、ハンブルク響、ミュンヘン・フィル、スカラ・フィル、サンクトペテルブルク響、フランス国立管など世界各地のオーケストラを指揮している。
その井上さんが2024年度12月30日に引退すると宣言し、N響をはじめ日本各地のオーケストラで、井上さんは得意の「ショスタコーヴィチの交響曲」などを指揮している。東京芸術劇場では9月21・23日に全国共同制作オペラ「ラ・ボエーム」を指揮する。
12月30日のサントリーホールで読響の「第54回サントリー音楽賞受賞記念コンサート」が井上さんの最終コンサートになる。
■東京芸術劇場 https://www.2faithcompany.tokyo/voyage/
■井上道義 https://www.michiyoshi-inoue.com/