経路の降下角の引き上げ

国土交通省が8月8日、羽田空港への新飛行空路の運用を2020年3月29日より開始することを発表した。この新空港ルートは豊島区も無関係ではない。南風のときC滑走路に着陸する便が豊島区の西武鉄道東長崎駅周辺の上空を通過する案が示されている。南風好天時の到着便で、15時から19時のうち、経路の切り替え時間を除く3時間半だそうだ。飛行高度は4000FT(1219m)から3000ft(914m)の間での飛行が想定されている。このルートは北区、練馬区を通過し東長崎を経て新宿の上空から羽田空港に着陸する。
通過高度の4000FT(1219m)の騒音は大型機68・69dB程度が想定されている。ちなみに池袋駅前の平均値は67dB(国土交通賞試算。)
2019年8月に公表された見直案では、C滑走路南風好天時の降下角を3度から3.5度に引き上げ、新宿駅付近で高度を3000ft(914m)から3400ft(1036m)にして騒音を軽減する。どの程度に低減されるのか、参考データによると3,000fから4,000ftになると約2~4db程度の軽減になる。

なお8月30日から12月下旬まで、全長16mのセスナ機で飛行検査を新飛行経路で午前6時から8時を中心に実施される。
■国土交通省 http://www.mlit.go.jp/report/press/kouku07_hh_000118.html
■豊島区役所 https://www.city.toshima.lg.jp/153/machizukuri/1507011358.html
■東京都庁 http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/kiban/haneda/
■羽田空港のこれから http://www.mlit.go.jp/koku/haneda/haneda/