外国籍区民が豊島区民と共に生活するために、豊島区役所にしてほしいことは何か?豊島区が学習院大学国際センターと協力して外国籍区民を対象としたアンケート調査を行った。そこで豊島区への期待が1番多いのは、<外国人と日本人が交流する機会(イベント等)を作ること 451(38.25%)>、第2は、<外国人の生活や就労のための相談窓口を設置すること 400(33.93%)>、3番目は<日本で生活するために必要な日本の制度やルールを学ぶ機会を提供すること316(26.80%)>、 4は<外国人の地域活動への参加を促すこと300(24.45%)>となっている。上記に数値は複数回答数(%の分母は総回答数))
アンケート調査は2020年10月13日~11月1日に18歳以上の住民登録をしている外国籍区民9,630人に「日本語学習・日本語能力・日本語使用について」と「豊島区の生活について」について行われた。使用言語は日本語、やさしい日本語、英語、韓国語、中国語(簡体字、繁体字)、ベトナム語、ネパール語、ミャンマー語で行われ、有効回答数は1,348件。アンケート調査結果(2021年3月6日)の概要は下記の豊島区・学習院大学のホームぺージで。
豊島区には外国籍区民が30,384人で豊島区人口の10.5%(2018.11.1 現在)を占めている。そして国籍は100か国を超えている。そうした現状に対応するため豊島区は、「豊島区多文化共生推進基本方針」を定めている。基本方針の柱は、日本語や生活ルールの学習の支援、情報提供などでの「外国籍住民の暮らしへの支援」、2番目に「区民が外国籍区民との共生をすすめるため意識啓発と交流推進」、3番目が「外国籍区民の活躍の支援」となっている。(外国籍 豊島区民25,281人 2021年5月1日現在)
■豊島区多文化共生推進 https://www.city.toshima.lg.jp/417/1904051503.html
■学習院大学国際センター  https://www.univ.gakushuin.ac.jp/news/2021/0331-2.htm