バングラディシュの正月祭り2017/04(池袋西口公園)

東京都の2020(令和2)年度の予算案が1月24日の小池知事の記者会見で公表された。その中で豊島区でも増加している外国人住民への「外国人住民と共に快適に暮らせるための方策」も今回の予算案にも計上されている。
外国人の生活者には、相談機能の強化や地域コミュニティの受入れ体制の充実、病院などで外国人患者受入れ体制の充実に言語サポートツールの充実や外国語医療相談員の増員、そして「やさしい日本語」の普及・活用促進など、小学校などに在籍している外国人児童・生徒には学校生活や学習での支援などとなっている。
予算としては「多文化共生社会の推進」に11億円、内訳はコミュニティの活性化を支援する新たな財団の設立に2億円、「やさしい日本語」の普及・活用に2千万円、帰国・外国人児童生徒等に支援に3千万円、NPO等の日本語指導が必要な生徒への支援モデル事業に5千万円となっている。
東京都の「予算案まるわかりブック」によると財政規模では15.5兆円(一般会計7.4兆円、特別会計6兆円、公営企業2.1兆円)で、規模としてノルウェー(17兆円)、スウェーデン(12.3兆円)の国家予算に近い数字になっていると説明している。日本政府との比較では日本政府の102兆6580億円で、東京都の一般会計予算7.4兆円で国の予算規模の7.16%となっている。
■東京都「予算案まるわかりブック」https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/01/24/documents/01_04_31.pdf
■都2020年度予算案 https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/01/24/01.html
■財務省(予算案)https://www.mof.go.jp/budget/budger_workflow/budget/fy2020/seifuan2019/index.html
■中央政府2020予算(時事通信)https://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_pol_yosanzaisei20191220j-02-w470