東京芸術祭ワールドコンペティション2019の授賞式が11月4日に東京芸術劇場で行われた。最優秀作品賞は、戴陳連 (ダイ・チェンリエン)さんの人形劇『紫気東来?ビッグ・ナッシング』(北京、中国)に、最優秀パフォーマー賞にはボノボ『汝、愛せよ』(サンティアゴ、チリ)に、最優秀スタッフ賞はボブ・スコットさん(シドニー・チェンバー・オペラ)『ハウリング・ガールズ』音響デザイン)、批評家賞は『汝、愛せよ』ボノボ、観客賞も『汝、愛せよ』ボノボが受賞した。
このコンペは「アーティスト審査員」が、「最優秀作品賞」・「最優秀パフォーマー賞」・「最優秀スタッフ賞」を、そして日本語を話す専門家たち(「批評家審査員」)が「批評家審査員賞」を決定した。二つの審査会は、11月4日の10時から15時に芸劇の2会場で聴衆の前で公開で行われた。アーティスト審査員には、フランスの俳優でジュリエット・ビノシュさんを審査員長に、副審査員長には夏木マリさん、そしてアジア、オセアニア、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカからそれぞれ1名が選任された。
このコンペの主テーマである<どのような物差>で審査するかは、東京芸術祭総合ディレクターの宮城聰さんが「ステージ ナタリー」のインタビューで、公開の審査会を通じて「演劇を測る物差しを増やすことで、他者の価値観を知り、それを面白いと思ったり、敬意を払ったりするきっかけを発信したいと思います」と述ている。(ステージ ナタリー2019/10/30記事より)。
■東京芸術祭ワールドコンペティション https://tokyo-festival.jp/2019/world-competition/
■受賞作 https://tokyo-festival.jp/2019/news/2325/?fbclid=IwAR2c0K0vwUb
■ステージ ナタリー2019/10/30 https://natalie.mu/stage/news/353438
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