「SNSを活用した教育相談」

東京都が開設している「SNSを活用した教育相談」の2020(令和2)年度の利用状況が5月27日に公表された。この教育相談は都内の中学生・高校生を対象にしている。午前9時から午後11時まで毎日(年中無休)で開設し、2020年度(4月から2021年3月)のLINEの登録者数は40,120人で、相談件数は4,201件で平均相談時間は39分となっている。
相談者は中学生59.5%、高校・高専33.2%、性別は75.5%が女性・・。学年別では中学生1年生が一番多く1,092人、中学全学年で2,489人、高校・高専が1,393人。
相談内容は、友人関係1,000件<いじめ除く>(24%)、家族関係398件(9%)、学業不振371件(9%)、情緒不安定365件(9%)、進路247件(6%)・・で、虐待96件(2%)、いじめ96件(1%)などは比較的少ない。
LINEの利用方法は「相談ほっとLINE@東京」の名前で検索し、「友だち登録」をすることで、SNS教育相談ができるようになっている。
東京都はSNS相談に加えて 東京都教育相談センターの教育相談一般・東京都いじめ相談ホットラインも開設している(24時間受付・フリーダイヤル0120-53-8288)
■都SNS教育相談 https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2021/05/27/06.html
■SNS相談データ https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2021/05/27/documents/06_01.pdf
■東京都教育委員会  https://ijime.metro.tokyo.lg.jp/sns/index.html
■都教育相談センター https://e-sodan.metro.tokyo.lg.jp/