「熊谷守一のアトリエにあったもの展」

熊谷守一さんは、1880年生まれで1977に97歳で亡くなった人気画家で、2020年が生誕140年。その熊谷さんの豊島区長崎町(現・千早)のアトリエにあった遺品資料、スタンドや椅子などが公開する展示会「熊谷守一のアトリエにあったもの展」が、自由学園明日館講堂10月27日から11月1日まで開催される。あわせて、写真家の藤森武さんが晩年の熊谷守一さんを撮影したの写真と「婦人之友社」が所蔵する守一作品を2点展示される。 開館時間10時から17時、観覧料は無料。(ただし自由学園明日館の見学は有料)
その熊谷さんは50歳代の1932年から1977年に97歳で亡くなる45年間にわたり豊島区千早に住んでいた。45年のうち晩年の30年以上千早の自宅から出たことがないことや風貌から「仙人」とも言われていた。この自宅での日々を描いた映画「モリのいる場所」が2018年に製作され各地で公開された。現在はDVDやデジタル配信されている。主演は山崎努さんが画家モリ、樹木希林さんが妻・秀子さんを演じている。

なお、熊谷さんのアトリエと庭のあった場所に娘さんの熊谷榧さんが1985年に熊谷守一美術館を開館し、その後の2007年に区立美術館として開館している。
■熊谷守一のアトリエにあったもの展 https://www.toshima-mirai.or.jp/tabid216.html?pdid1=2347
■自由学園 https://jiyu.jp/
■自由学園明日館 https://jiyu.jp/architecture/#ak_mnk
■熊谷守一美術館 http://kumagai-morikazu.jp/
■映画「モリのいる場所」(2018年) http://mori-movie.com/