東京国立近代美術館で12月1日から「没後40年 熊谷守一 生きるよろこび」という特別展が開催される。熊谷守一さんの作品は明るい色彩で、花や虫、鳥など身近な生きものを描いた作品など、多くの人に愛されている。この展示会のねらいは<この回顧展は、200点以上の作品、スケッチや日記などで、画家の創造の秘密に迫ります。>だそうだ。
開館時間は10:00-17:00 (金曜・土曜は10:00-20:00)、月曜休館
熊谷守一さんはかって「池袋モンパルナス」と言われていた豊島区千早地域に、1932(昭和7)年から亡くなる1977年(昭和52年)まで住み、その跡地に熊谷守一さんの娘の榧(かや)さんが建てた美術館がある(現在は豊島区立熊谷守一美術館)。晩年の守一さんは千早の自宅からほとんど外出せず身近なものを描いていた。守一さんについての逸話に、榧(かや)さんによると文化勲章を授与するという話があったとき「国のために何もしたことが無いから」といって辞退したことがあるそうだ。
豊島区千早の熊谷守一美術館では11月28日から全館で、新たに寄贈された作品など110点が展示される「収蔵作品展」が来年の4月1日まで開催される。
■熊谷守一東京国立近代美術館 http://www.momat.go.jp/am/exhibition/kumagai-morikazu/
■熊谷守一美術館 http://kumagai-morikazu.jp/
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