有楽町線池袋駅と副都心線池袋駅との連絡通路にある「エチカ池袋ギャラリー」に3月1日から展示「豊島区の文化財と発掘調査」で豊島区内に点在する文化財と、遺跡発掘調査の最新情報をパネルで紹介している。
豊島区には国が指定した重要文化財、高松2丁目の「長崎の富士塚」(有形民俗文化財)と西池袋の「自由学園明日館」、雑司が谷の「法明寺鬼子母神」の3つある。東京都指定文化財は「雑司が谷旧宣教師館」、天然記念物「鬼子母神大門ケヤキ並木」など15件、豊島区指定の有形文化財は「旧江戸川乱歩邸土蔵」、無形民俗文化財の長崎獅子舞など15件がある。
豊島区に遺跡があるの?と思われているが、豊島区には縄文・弥生・古墳・江戸期の池袋本町2・3丁目の氷川神社裏貝塚や旧石器・縄文・平安・室町・江戸期の巣鴨1~4丁目の巣鴨遺跡など17の遺跡がある。これらの地域は、周知の埋蔵文化財包蔵地に指定されている。その地域内で事業者が建物の建築等開発を行う場合、教育委員会に届出が義務付けられていて発掘調査が必要になる場合がある。現在もいくつかの地域で発掘調査が行われている。
■区内のおもな文化財 http://www.city.toshima.lg.jp/349/bunka/bunka/bunkazai/004406.html
■豊島区の遺跡 http://www.city.toshima.lg.jp/349/bunka/bunka/bunkazai/1608160932.html
■としま遺跡調査会 http://wp.toshima-iseki.org/wp/