12月末になり国の2018(平成30)年度予算案が12月22日に閣議決定され公表された。東京都の予算案はまだ作成過程にあり、そのプロセスの一部が公表されている。身近な政府の豊島区の予算は毎年2月上旬に豊島区長から発表される。
東京都は2018年度予算案としては提示していないが、都の予算案の作成プロセスの一部が公表されている。そのプロセスは、10月の知事による各種団体等ヒアリング、そして12月20日に都議会各会派からの予算要望を聴く会合が行われ、その2つの会合は録画中継で公開されている。また都民から募集した都民提案の概要、都の各部局の予算要求の概要も公表されている。
国の予算は、財務省のホームページで2018(平成30)年度予算政府案として全体の予算のポイント、予算フレーム、そして外務、経済産業、文教、防衛、公務員人件費などの予算ポイント・概要が公表されている。
例えば、文教予算案では、幼児教育無償化は 2017年の309 億円 から2018年は330 億円 で6.8%増、給付型奨学金は70 億円から2018年は 105 億円で50%増など。社会保障関係では「生活保護制度・生活困窮者自立支援制度の見直し」の項目で 生活保護費負担金 28,637億円で2017年の28,803 億円から166億円減となっている。
こうした公表されたデータを読み解くことは大変だ。国会や都議会で与野党による審議の過程で課題が明らかにされるだろうし、その内容は新聞やテレビで報道されるだろう。しかし関心のある分野については自らデータをチックしてみたらどうだろうか。
■東京都庁2018年予算 http://www.zaimu.metro.tokyo.jp/zaisei/yosan/h30.html
■財務省予算案 http://www.mof.go.jp/budget/budger_workflow/budget/fy2018/seifuan30/index.htm
■豊島区 http://www.city.toshima.lg.jp/004/kuse/shisaku/shisaku/kekaku/zaise.html