1月26日に東京都が2018年東京都予算案を発表した。一般会計予算は7兆460億円で前年比920億増となっている。その中に「都民からの事業提案」に予算8億5千万円が計上されている。金額としては少額だが、都民からの直接提案を都の政策に反映するという試みだ。
事業提案は昨年9月から11月に募集し、255件の応募があり、その提案は都庁各局の検討されて26件の事業候補に絞られて、その26件は都民の4,185件のネット投票などで9事業に絞られた。
採用された都民提案事業と予算は、子育て支援関係で、<森と自然を活かした保育等>で2億円、<元気高齢者など多様な人々が輝く子育て支援員等>に1億円。
高齢者対策関係では、<住み慣れた地域での居場所づくり>に1億円、<ICTを活用した地域包括ケアシステムの構築>に2億円。
働き方改革では<働く人のチャイルドプランサポート事業>に6千万円。
防災対策では<災害時の活用など多様な課題を解決するための「自転車整備」支援>に1億円、
空き家対策では<空き家の緑化で地域を彩る!貸し庭支援>に1千万円、<空き家の利活用マッチング体制整備>に2千万円。
環境対策として<食品ロス削減!区市町村連携事業> 5千万円。
■東京都2018年度予算 http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2018/01/26/21.html
■都民提案 http://www.zaimu.metro.tokyo.jp/zaisei/teian/touhyou.html