東京都が8月6日に2019年度の都区財政調整算定結果を発表した。豊島区には306億6954万円が配分される。この都区財政調整での配分金は、普通の自治体が自ら徴収している税金の一部を東京都が徴収していて、それを23区に分配するもの。その元になるのは、都が徴収している固定資産税と市町村民税法人分、特別土地保有税の3税。
その3税の2019年度の見積りは1兆22億66百万円で、これを東京都と23特別区長会とが協議で総額の55%を23区に分配する。それは普通自治体が行っている上下水道、消防などは東京都が担っていて、それに見合う財源を都に配分する必要があるため。
そして特別区の行政が大都市地域としての均衡を保つためには、特別区間の財源調整を行い、必要な財源を担保するためそれぞれの特別区に分配する金額を決めている。
23区でも住民税などで、行政として行うべき事業に必要な税収があるのは港区だけは分配金は0円で、他の区には必要額が分配される。分配が大きいのは足立区の1062億、江戸川区938億、練馬区861億、葛飾区744億、板橋区717億で、豊島区には306億6954万円となっている。
ちなみに豊島区の2019年度予算は約1,498億円で過去最大規模で対前年度比251億8千9百万円増で20.2%増となっている。
■東京都 都区財調 http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2019/08/06/06.html
■特別区長会 http://www.tokyo23city-kuchokai.jp/seido/gaiyo_1.html
■東京都2019年予算 http://www.koho.metro.tokyo.jp/2019/03/01_01.html
■豊島区2019年予算 https://www.city.toshima.lg.jp/013/kuse/koho/hodo/h3102/1903221232.html