東京都と特別区長会が8月6日に2021年度の「都区財政調整」算定結果を発表した。豊島区には今年は昨年比4.5%減の275億2282万円が配分される。この都区財政調整での配分金は、普通の自治体が自ら徴収している税金の一部を東京都が徴収していて、それを23区に分配するもの。その元になる税金は、都が徴収している固定資産税と市町村民税法人分、特別土地保有税の3税。
その3税を東京都と23特別区長会とが協議で配分率を決めていて、今年は総額の55,1%を23区に分配される。なぜ分配するか?普通自治体が行っている上下水道、消防などは東京都が担っていて、それに見合う財源を都に配分する必要があるため。
さらに特別区の行政が大都市地域としての均衡を保つためには、特別区間の財源調整を行い、必要な財源を担保するためにそれぞれの特別区に分配する金額を決めている。今年度の23区への普通交付金の額は8,935億2334万円で、前年度と比べて、444億70百万円、4.7%の減となっている
2021年度は23区でも住民税などで、行政として行うべき事業に必要な税収がある港区と渋谷区だけは分配金は0円となっている。他の21区には必要額が分配される。その内金額が大きいのは、足立区の917億、江戸川区856億、練馬区759億、葛飾区679億、板橋区622億が上位で、豊島区には275億2282万円となっている。
ちなみに豊島区の2021年度予算は約1,302億円で対前年度比19億3千7百万円増で1.5%増となっている。
■東京都 都区財調 https://www.soumu.metro.tokyo.lg.jp/05gyousei/index.html
■特別区長会 http://www.tokyo23city-kuchokai.jp/seido/r03_santei_shiryo.html
■豊島区2021年予算 https://www.city.toshima.lg.jp/013/kuse/shisaku/shisaku/kekaku/documents/1-20210202_yosanpress.pdf
■東京都2021年予算 https://app.powerbi.com/view?r=
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