8月6日に東京都と特別区長会との協議会で2020年度の「都区財政調整区別算定額」が決定した。特別区23区に総額9,379億94百万円が分配される。そのうち豊島区には288億540万円が分配される。この金額は2020年度豊島区予算には予想額として算入されていて、この決定額に基づき補正予算が組まれる。
豊島区2020予算>>〇
23特別区は他の自治体と異なり、固定資産税や市町村民税法人分などを都が徴収している。そこで都と特別区23区長会が協議して、23区のそれぞれの区民税などの収入と、区が提供すべきサービスの経費を査定し、その差額を算定し配分額が決定されている。
算定の基礎は、23区域の固定資産税・市町村民税法人分などの55.1%を23区に配分する。したがってそれぞれの区の人口や区民税などの収入額に応じて金額が決定される。
2020年度は港区は財源不足が生じないので配分は0円、そのほか22区で最高額は足立区が974億円、江戸川区903億円となっている。
残りの44.9%の税収は、東京都の収入となる。それは本来は基礎自治体の23区の仕事である上・下水道や消防などさまざま業務を23区に代わって運営しているから。
■特別区長会 http://www.tokyo23city-kuchokai.jp/seido/r02_santei_shiryo.html
■東京都 都区財調 https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/08/06/04.html
■2020 豊島区予算 http://www.city.toshima.lg.jp/004/kuse/shisaku/shisaku/kekaku/documents/02toshimaosaihu.pdf