大正大学は、仏教の天台宗真言宗智山派真言宗豊山派浄土宗の三宗四派の連合大学で仏教を基礎としている。その礼拝堂に安置されていた重要文化財「阿弥陀如来坐像」が東京国立博物館で一般公開されている。会場は本館11室の16件の一つとして公開されている。公開日は3月12日から4月14日と5月7日~6月16日に2期間に行われる。
像は文治元(1185)年壇ノ浦の合戦の平家滅亡の際に、幼くして崩御された安徳天皇を弔うために作られたものと伝えられている。広島県厳島の浄土宗光明院から明治29(1896)年大学に寄贈されたもの。高さ84.5センチ、胸の前で説法印を結んだ坐像で、1950(昭和25)年に重要文化財に認定された。
これまでは「阿弥陀如来坐像」は大正大学の礼拝堂で式典の際に公開されるのみだが、礼拝堂が改築されるため、東博に昨年7月からおよそ2年間に寄託されていて今回の公開となった。
東博の入館料620円 大学生410円、高校生以下および満18歳未満,満70歳以上は無料。特別展は別料金
■大正大学 https://www.tais.ac.jp/guide/latest_news/20190311/58952/
■東京国立博物館 https://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=5455