東京都は10月22日に、2019(令和元)年度の公立学校での<問題行動や不登校>についての調査報告書をホームページで公表した。
いじめは64,579件(前年度比12,667件増)、小・中学校で増加、高校では減少している。不登校については小学校5,217人(前年比899人増)、中学校10,851人(前年比981人増)で不登校になったのは小学校で0.88%の児童、中学校では4.76%で小・中学校ともに上昇している。学校に行くようになった復帰率は小学校で21.1%、中学校で15.0%で前年より復帰比率は小・中学校ともに低下している。
いじめの認知数は、小学生については2013(平成25)年に5,581件が、2019年には57,427件と10倍になり、中学生は2013年の3,854件が2019年には6,968件で1.8倍となっている。小・中を合わせて64,579人。
不登校については2006(平成20)年度に小学生1,838人が2019年度には2.8倍の5,217人で(出現率は0.88%)、中学生は2006年には7,079人が2019年には1.5倍の10,851人(出現率4.76%(100人のうち5人))となっている。
東京都教育員会は調査報告書にいじめや不登校などの状況に対して処方箋として<今後の対応>と、<これまでの取組>についての掲載している。概要>>〇
■東京都 https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/10/22/05.html
■調査報告書概要 https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/10/22/documents/05_01.pdf