「東京⇆沖縄 池袋モンパルナスとニシムイ美術村」

板橋美術館で「東京⇆沖縄 池袋モンパルナスとニシムイ美術村」展を4月15日まで開催中。展覧会のねらいは、戦前・戦後の池袋と落合(新宿区)と戦後の沖縄・首里のニシムイの「アトリエ村」に関連の展覧会。池袋モンパルナスと沖縄とはどのような関連があるのだろう。
池袋や落合のアトリエ村は戦争の影響で停滞したが。戦後になって「池袋モンパルナス」に次世代の画家が集まってきた。一方沖縄では学生時代を池袋や落合で過ごした名渡山愛順さんなどが「ニシムイ美術村」で作品制作をはじめ沖縄の美術や文化の展開に大きな役割を果たしたという。
展覧会では池袋、落合、ニシムイに集った芸術家の作品約90点と、3つのアトリエ村の概要とその意義を探る展示。
「池袋モンパルナス」の地元の豊島区立郷土資料館でも「アトリエのときへ・10の小宇宙展―わたしはこのわたしの住んでいるこの現実に、この現実を、このように生きようと思ったまでだ。―」という池袋モンパルナス関連の展示を3月25日まで開催している。展示は、作家の制作現場であるアトリエに着目し、当時の様子を伝える作品や5人の作家のアトリエ映像が公開されている。
■板橋区美術館 http://www.itabashiartmuseum.jp/exhibition/2017-exhibition/ex180224.html
■豊島区立郷土資料館 http://www.city.toshima.lg.jp/128/museumgroup-exhibition-h29-0.html