高齢者を親に持つ多くに人の課題となっている介護について豊島区役所が新たな試みを始める。それは豊島区が東京都と連携して8月から「選択的介護モデル事業」で訪問介護サービスと保険ではサポートしていないサービスを組み合わせるもの。
参加する介護事業者は豊島区内の株式会社やNPO法人の9社と区外から共同で参加する株式会社1社、計10社となっている。この10社と豊島区が6月28日に「選択的介護モデル事業実施協定」を結ぶ。
どのような協定になっているのか。5月に開催された豊島区の「選択的介護モデル事業に関する有識者会議」の資料によると10の事業者のサービス内容が列挙されていて、時間単位で料金が設定されている。
例えば、a事業者は同居家族分の家事、本人が行う同居家族分の家事の支援、ペットの世話、庭掃除や客間の片づけ 、電球・蛍光灯の付け替え、電子機器の操作確認、本人と一緒に食事をする、本人の話し相手、宅配・ネット注文サポート、書類の確認・分別、日用品以外の買い物、自治体への手続き代行などでパッケージ料金が1時間あたり3,240円。C事業者はa事業者のいくつかのサービスに加えて、ペットの餌やり・水やり、小屋・トイレの掃除などで2時間で7,128円などと、会社によってサービス内容や料金が異なっている。
■豊島区役所 http://www.city.toshima.lg.jp/013/kuse/koho/hodo/h2906/1806211624.html
https://www.city.toshima.lg.jp/428/kuse/shingi/kaigichiran/documents/20180516-4.pdf
■東京都「選択的介護」に係るモデル事業資料 http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kourei/sentakutekikaigo/sentakukihonteki.html
■国家戦略特区の4月6日のヒヤリング資料 https://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc_wg/h30/hearing_s.html