都立高校入試へのスピーキングテスト導入の中止

都教育委員会が来春の都立高校の入試に導入する「英語スピーキングテスト」の中止を求めて、英語の研究者たちによるインターネットサイト「change.org」に『都立高校入試への英語スピーキングテスト導入の中止を求めます!』ページを設置し賛同者を募っている。
中止を求める理由として、1、中学3年生、約8万人分の公平な採点は不可能、2、評価の信頼性への疑問 3.授業と英語教育への弊害、家庭の経済格差から学力格差へ 4、個人情報漏洩の危険性ついて をあげている。
呼びかけ人は、大津 由紀雄(慶應大学名誉教授)、鳥飼 玖美子(立教大学名誉教授)さんなど7名。賛同者は秋田喜代美(学習院大学教授)、児美川 孝一郎(法政大学教授)、前川喜平(現代教育行政研究会代表)さんなど。賛同者は10月27日の現在23,590人。
都議会においてもに入試に採用しない条例案の採否をめぐって「都民ファーストの会」で除名騒ぎが起こっている。
こうした動きに対応して都教育委員会は、『中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)について』Q&Aという特設のページを公開している。
■都立高校入試へのスピーキングテスト導入の中止  https://www.change.org/p/
■都教育委員会「中学校英語スピーキングテストについて」
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/school/content/esat-j.html