豊島区役所が区立図書館基本計画(2017-2020)素案を発表し区民から意見を求めている(3月31日締め切り)。豊島区立の図書館は中央図書館と地域図書館が6館で、全館で所蔵図書冊数は約76万冊(雑誌を除く、1015年度)あり、来館者数は2015年度に177万人、貸出数は201万冊となっている。
 計画によると 現在のこの数値は他区の図書館と比較すると 23 館中 18 番目という水準にあり、区民一人当たりの図書資料購入費を 23 区平均に近づけつけ、2020年に来館者数を190万人、貸出数を216万冊、蔵書数を82万冊にするという。 
 各図書館も所在する地域に応じて特色を出すそうだ。例えば中央図書館は<「文化・芸術」をテーマにした特色づくりと商業地域の立地を活かした「ビジネス支援図書館」として>、池袋図書館は<外国人、特にアジア圏の人口が多い地域性と、副都心であり、都内有数の繁華街池袋に近接する立地を活かし、「アジア」をテーマにした特色づくり>など。管理運営については中央図書館のカウンター業務は業務委託、巣鴨・千早図書館は地域中心館としてとして豊島区直営、そして駒込・上池袋・池袋・目白の4館は指定管理制度で民間会社が運営する。
■豊島区図書館基本計画 https://www.city.toshima.lg.jp/141/1701111501.html
■豊島区立図書館 https://www.library.toshima.tokyo.jp/index.html
■図書館基準(文科省) http://www.jla.or.jp/library/gudeline/tabid/234/Default.aspx