豊島区2019年度予算

豊島区の2019年度の予算が2月4日に行われた区長記者会見の資料としてHPで公表された。予算は一般会計と3つの特別会計で構成されている。一般会計予算は1,498億円と特別会計(国保会計305億円後期高齢者会計63億円介護会計213億円)で総額2,078憶円となっている。
一般会計の収入予算は、特別区民税300億円、たばこ税・軽自動車税などで34億円、そして、東京都と特別区23区で分配する特別区財政調整交付金が317億円、そのほか国庫支出232億円などで計1,498億円。
豊島区は、歳出予算を目玉を4つのプロジェクトとしてアッピールしている。目玉は「文化によるまちづくり」、「子どもと女性にやさしいまちづくり」、「高齢社会対策と健康」、「地方と共生」となっている。
文化によるまちづくり」では、豊島公会堂跡に新設されるハレザ池袋の「芸術文化劇場」で12月3日から宝塚歌劇星組公演、翌年9月の松竹歌舞伎まで、こけら落としシリーズとして「演劇」「ミュージカル」「バレエ」「伝統芸能」「コンサート」など様々なジャンルのプログラムを展開。池袋西口公園、中池袋公園の再開、電気バスの運行、2020年3月トキワ荘復元など。
子どもと女性にやさしいまちづくり」では3年連続待機児童ゼロのために認可保育園10園新設、小さな公園活用プロジェクトなど。
高齢社会対策と健康」では 、人口密度日本一の豊島区は、一人暮らし高齢者の割合も日本一で、一人暮らし75歳以上の高齢者が37%(高齢者人口に占める割合)で全国で1位、65歳以上が渋谷区に次いで2位の33.8%(高齢者人口に占める割合が)となっている。そんな現状に対して要介護状態の一歩手前のフレイル(虚弱)対策を推進するために旧東池袋豊寿園跡地にフレイル対策センターを開設、そして薬の過剰摂取を防止して健康にと 豊島区ポリファーマシー(多剤服用)対策を実施する。
地方と共生」については秩父市との連携で、秩父に移住しても豊島区に行政サービスが受けられるように検討をする。具体的には秩父市の「サービス付高齢者向け住宅」に住み豊島区に行政サービスが受けられる二地域居住のあり方を検討する。
公表された予算案は2月13日から開催される豊島区議会で審議され、3月末に議会の同意を得て予算が確定する。区議会の本会議と予算特別委員会、決算特別委員会はインターネットでライブ中継と録画中継が行われ、子ども文教委員会、区民厚生委員会などは録画中継される。
■豊島区長記者会見2月4日 http://www.city.toshima.lg.jp/013/kuse/koho/kaiken/2019kaiken.html
■2019年予算 http://www.city.toshima.lg.jp/013/kuse/koho/kaiken/documents/20190204yosanan.pdf
■予算概要 http://www.city.toshima.lg.jp/013/kuse/koho/kaiken/documents/20190204yosanan.pdf
■豊島区議会インターネット配信 http://www.kensakusystem.jp/toshima-vod/index.html