豊島区役所は、子どもをタバコの煙から守るための条例を制定するために、条例の案を区民に提示して、条例案に対して意見を求めている。東京都の条例や国は法律で公共の場や飲食店などでの禁煙についての条例・法律制定に向けて議論が行われているが、豊島区役所は「子ども」に的を絞っての条例を制定しようとしている。この条例案に対してパブリックコメント制度で、区民からの意見を求めている。詳細は下記HPで。締め切りは7月11日
条例名は「豊島区子どもを受動喫煙から守る条例(仮称)」で、子どもを受動喫煙による健康への悪影響から保護すために保護者の責務として家庭、家庭外、自動車内において受動喫煙の防止に務めるべきだとしている。
条例案の概要によると、保護者は、家庭内では子どもと同室の空間で喫煙をしない、家庭外では受動喫煙を防止する措置がない飲食店、カラオケボックスなどに子どもを立ち入らせない、そして、喫煙しようとする人は子どもが同乗する自動車内で喫煙はしない。など具体的な場面での努力義務を明示している。
この条例は罰則規定はなく、守らないとどうなるのか?、通報という項目(第9条)があり<継続的に受動喫煙を受けていると疑われる子どもを発見した者は、これを区、又は、保健所若しくは子ども家庭支援センターに通報することができる。>となっていて、違反があったと思われるとき、<保健所と家庭支援センターは関係機関等と連携し、当該保護者又は当該喫煙者に子どもの受動喫煙の再発防止のための指導又は助言(禁煙治療の勧奨を含む。)その他の支援を行うことができる。>となっている。
■豊島区役所 https://www.city.toshima.lg.jp/211/kenko/kenko/gan/1704251307.html
■禁煙レストランとしま https://www.city.toshima.lg.jp/211/kenko/1602230916.html