サンシャインシティの『古代オリエント博物館』が【クローズアップ展示】として6月8日から6月30日まで「危機にあるシリア文化遺産の記録」の展示をする。
シリアでは、2011年から続いている内戦によって多くの文化遺産が破壊、盗掘、略奪などの被害にあっている。
展示はそのシリアで、内戦前まで長期にわたって同地で考古学調査を継続してきた筑波大学が、文化庁文化遺産保護国際貢献事業の委託を受けて実施したシリア文化遺産の記録事業や文化遺産の重要性に関する啓蒙活動の成果を、ポスターや映像などで紹介する。
クローズアップ展示は常設展(コレクション展)と同時開催。常設展では毎週土曜日14時40分から15分ほどの「見どころトーク」が行われている。8日は「土器と都市文化の興亡」(下釜和也 研究員)、6月15日「皆で見ること、話すこと 見るモノ:オリエントの人物彫刻」(高見妙 研究員)、6月29日「シリアの墓から出土したワイングラス」(津村眞輝子 教育普及員)が予定されている。
クローズアップ展示の入場料は常設展(コレクション展)と共通で一般 600円、大高生 500円、中小生 200円。
■古代オリエント博物館 http://aom-tokyo.com/exhibition/190608_Syria.html
■筑波大学 http://rcwasia.hass.tsukuba.ac.jp/bunka/index.html