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雑司が谷の東京音楽大学が2019年4月に2年以上の学生が中目黒の「新キャンパス」に移転する。東京音楽大学は2015年10月に中目黒に新キャンパを建設することを明らかにして、雑司が谷と中目黒の2ヶ所キャンパスになると発表したが、その時点では2ヶ所のキャンパスの役割は明らかではなかった。
ところが最近の新キャンパス計画のHomepageによると、「東京音大が新しくなるのではありません。生まれ変わります。」と言うことで、大変革するそうだ。具体的には2年生以上の授業は新キャンパスで行い、1年生の講座系授業は主に雑司が谷キャンパスで行う予定となっている。東京音大の学生数1347人(2016年現在)で言えば1,000人以上が中目黒で、320人ほどが雑司が谷キャンパスになり、主要な部分が中目黒に移転することになる。雑司が谷の貴重な文化資源でもある音大が縮小してしまう。雑司が谷キャンパスの移転で空くスペースには、文京区関口にある東京音楽大学付属高校が移転してくる。

中目黒キャンパスは、最高の音響を持つ大中小の各種レッスン室が80室以上があり、中目黒・代官山エリアはクリエイティブな人が集い、大使館や文化施設も多い国際的な街で新たな東京音大が生まれ変わるということのようだ。
中目黒キャンパスは、東急東横線の中目黒駅と代官山駅の中間にあり、東京都と目黒区が約4千平方メートルずつ土地を所有していた。この土地を目黒区と都が共同開発事業とし事業者を公募し、2015年6月に「音楽の杜」グループ(構成員 東京音大、日建設計、戸田建設)を事業予定者に決定された土地。
■東京音大新キャンパス計画  http://www.tokyo-ondai.ac.jp/d/index.html
■東京音大 http://www.tokyo-ondai.ac.jp/
■目黒区役所 https://www.city.meguro.tokyo.jp/gyosei/keikaku/torikumi/kamime1pj/jigyousya_kettei.html