映画『モリのいる場所』

豊島区千早に豊島区立「熊谷守一美術館」がある。その熊谷守一(1880~1977)さんの晩年の1日を描いた映画『モリのいる場所』が5月19日からシネ・リーブル池袋など全国で上映される。昨年12月から今年の3月に東京国立近代美術館で没後40年「熊谷守一生きるよろこび」展が開催され4ヶ月間に10万人以上の入場があるなど人気の画家で、東京のあと愛媛県立美術館でも展示中だ。
映画は熊谷守一と妻・秀子の1日を描いた作品で、結婚52年目の1974年のある夏の自宅とその庭が舞台となっている。監督で脚本の沖田修一さんがフィクションとしてユーモラスに描いている。出演俳優さんは、熊谷守一役には山崎努さん、妻の秀子役は樹木希林さん、脇役にも加瀬亮さん、光石研さんなどベテラン俳優。
この映画の関連本、小林雄次さんが映画を小説化した『モリのいる場所』朝日文庫、そしてこの映画監督の沖田修一さんや山崎努さんなどによる『モリカズさんと私』文芸春秋が発行されている。
■映画『モリのいる場所』 http://mori-movie.com/
■本「モリのいる場所」https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=19944
■「モリカズさんと私」http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163908083
■熊谷守一美術館 http://kumagai-morikazu.jp/